子供歌舞伎

令和元年の演目

寿式三番叟

(ことぶきしきさんばそう)

菅原伝授手習鑑
吉田社頭車曳の場

(すがわらでんじゅてならいかがみ よしだしゃとうくるまびきのば)

 菅原道真は流罪となり、斎世親王は法皇のもとに預けられたことで梅王丸と桜丸は主を失い、今は浪人の身の上です。ある日ふたりは往来でばったりと出会い、新王や姫のこと、また流罪となった菅丞相(菅原道真の別の呼び方)の身の上などについて涙しつつ語り合うのでした。
 そこに、敵の時平の牛車が吉田神社へ参詣するためにやってきます。二人は一言文句を言ってやることにします。しかし、身分の高い人にそんな簡単に近づけるわけもなく、牛車を前にして杉王丸(時平に仕える若衆)と言い争いになります。そこに松王丸が登場します。とても偉そうに出てきます。三人が争います。互いに牛車をやるやらぬと曳き合ううちに牛車は大破し、中から金冠白衣の時平が姿を見せます。梅王丸と桜丸は時平に襲いかかろうとしますが、「時平に向かって緩怠至極」と、くわっと睨んだその眼力にふたりは動けなくなってしまいます。結局梅王丸、桜丸は時平の情けで命を取られず、松王丸と三人は、来月行われる実の親、四郎九郎の賀の祝の後に決着をつけることを約束して別れていきます。


子供歌舞伎の日程

5月3日:特別披露

13:00 稚児役者練り込み
    (揖斐川町地域交流センター はなもも)
14:00 子ども歌舞伎特別 披露
    (揖斐川町地域交流センター はなもも)

5月4日:試楽

13:00 子ども歌舞伎 奉納(三輪神社鳥居前)
16:00 子ども歌舞伎 披露(三輪神社境内)
19:30 子ども歌舞伎 披露(三輪神社境内)

5月5日:本楽

10:30 稚児役者練りこみ
    (上新町交差点付近より)
14:00 子ども歌舞伎 披露(三輪神社境内)
16:00 子ども歌舞伎 披露(三輪神社境内)
19:30 子ども歌舞伎 披露(三輪神社境内)

揖斐祭りの日程はこちら

出演者

藤原時平 小倉 実桜(みお) 5年生 小倉 達也 (長女)
松王丸 所 杏(あん) 5年生 所 幸孝 (四女)
梅王丸 牧村 侑祐(ゆうすけ) 6年生 牧村 昌幸 (長男)
桜丸 河村 実歩(みほ) 6年生 河村 元哉 (長女)
杉王丸 牧村 美来(みらい) 4年生 牧村 昌幸 (次女)
金棒引 山田 莉子(りこ) 5年生 山田 章人 (次女)
三番叟・仕丁 河村 征宜(まさき) 3年生 河村 元哉 (長男)
三番叟・仕丁 小倉 來実(くるみ) 1年生 小倉 達也 (次女)

※出演者一覧が見切れている場合は、横にスライドすると続きをご覧いただけます。

当番町:上新町
軕:龍宮軕

軕芸の歴史

残っている記録によれば、明治20年(1887年)に上演されたものが最も古く、上演者は小学生男女児童に限られ、初回から現在まで変わりません。
この年に谷汲山の御開帳があり、揖斐でもこれに因んで新しく何かやろうということで始まったといいます。
明治20年以降に上演された芸題で分かっているものや、近年の様子は以下の通りです。

これまでの演目